【淳】 11画 氵(8) 準1級
[音] | ジュン |
[訓] | あつい |
すなお |
《意味》
【淳い】あつい
真心があつい。情が深い。まじめなさま。
「惇い」とも書く。
【淳厚】じゅんこう
人情の厚いさま。
「醇厚」とも書く。
【淳風美俗】じゅんぷうびぞく
人情が厚くうるわしい習慣や風俗。
細やかな人情の気風で、美しい風俗を持つ地域などのこと。
社会や世間、また地域などを指して使う。
「淳風」は「醇風」とも書く。
「良風美俗」
【淳朴】じゅんぼく
素直で飾り気のないこと。人情が厚く、世間慣れしていないさま。
「醇朴・純朴」とも書く。
【淳良】じゅんりょう
飾り気がなくて善良なようす。素朴で善良なようす。
「淳良な学生」
《字源》
声符「享」の部分の古い字形は「(じゅん)」で、上部の「亯(きょう)」は食べ物を盛るための器。
蓋と器が同じ形で、合わせると球形になる。
「」にはよく煮る器ということから、熟成する意、濃密、醇厚の意となる。
:「亯(きょう)」の甲骨文字
「」を持つ漢字には「惇・醇・敦・熟」がある。